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2011年06月02日

肉食といえば「文明開化」というけれど・・・

肉食といえば「文明開化」。しかし、縄文時代の日本は狩猟採集の生活で猪やしかを食べていた。また、弥生時代に農耕種族になってからも肉食をやめることはなく、それは奈良時代までは当たり前のことなのだった。

試問はこの後。一満身どげな理屈からか、仏教が「生きているものを殺しちゃあいかん」と提唱。植物だって生きていると思うが肉食する奴はとんでもない奴というレッテルが貼られ、肉食はすたれていきました。ただし、キジをはじめ鳥肉はその後もずっと食べれた。いやあ、仏教っていい加減だなあ。おっと、オフレコ!(・・・・になってねえよ)。なお、にわとりは食べられなかった。ただ羽の色と鳴き声を楽しむだけのものだったそうだ。食用になったのは明治以降。

さて、戦国時代。このころ実をいうと焼き肉が登場。何故かというと、足軽(兵士)の人共が非常食として農家から牛をかっぱらってきて、味噌(普段携帯している)で味付けして鉄板で焼くことを考案したからである。緊急のなせる料理ではあるが、いやあ、おいしかったでしょうねえ。また、宣教師が牛や馬の肉を食べていたことで、九州を中心に肉食が普及。しかし、どうもそれが豊臣秀吉に嫌がられたようで「バテレン(宣教師)追放令」と共に禁止となった。

第一、牛や馬は農家にとって重要な働き手だった。肉食によって失っては駄目だったのである。ついでに言うなら秀吉は農家の出身。そこらの事情を考慮したのかも。ただし、飢饉の時はそんなことも言っておられず、食べたようだ。



Posted by Layn at 12:30│Comments(0)
 
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